語彙力とにかく単語が覚えられない。
覚えてもすぐ忘れてしまう。
スペルを覚えるのが無理。
口頭では言えるけどスペルは書けなくて単語テストの点が取れない。
よくこのような言葉を聞きます。
自分は他の言語を今勉強しているのですが、同じく単語力アップに悩んでいるので、自戒も込めてこちらの記事を書きました。
というわけで第1回のテーマは、
「単語力をつけるために最初にするべきことは、短時間の勉強を回数を増やして行う」
です。
「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、なぜこのやり方なのがオススメなのか、私なりに説明していきたいと思います。(かなり基本的な内容になります。汗)
なお、もっと具体的な覚え方のコツや方法についてはまた後日書きたいと思います。
もくじ
- 単語力をつけたければ「短時間×回数を増やす」のがオススメ
- なぜ回数を増やすのか
- 一度に単語を勉強する時間を短くする
- まとめ
単語力をつけたければ「短時間×回数を増やす」のがオススメです
単語力をつけるには、単語を短時間で勉強し、それをなるべく多い頻度で行うのがオススメです。
やり方はとてもシンプルです。
もし時間をすでにたくさん費やしているのに効果が出ていなければ、このやり方でやってみてください。
なぜ回数を増やすのか

大前提:同じ内容を何度も反復する
回数を増やすと結果が出るというのは、当たり前といえば当たり前なんですが、大前提としてまず注意することが、同じ内容で行うことです。
「覚えてもすぐ忘れてしまう」場合、毎回同じ範囲の単語を勉強していない可能性があります。
例えば、1日目にある範囲の単語をいったん覚えたら、2日目は次の範囲にうつる、などはNGです。
それでは一日目に覚えた単語を次に目にした時、思い出せない可能性が高いです。(次に目にするのが翌日とかなら多少思い出せるかもしれませんが)
繰り返して回数をこなす
脳に入れた情報は、何度も繰り返しインプットすることで、いつでも思い出せる記憶(長期記憶)に変わります。
つまり、何度も繰り返しその単語を見なければ、いったん覚えても忘れてしまうのは当たり前なのです。
ちなみに、一時的な記憶がいつでも思い出せる記憶になるには、1ヶ月に何度も同じ範囲を繰り返し覚える(覚えようとする)ことが必要です。
どのくらいの頻度がいいのか?
では一度目の勉強で、ある範囲の単語を覚えたあと、いつ復習するのがいいか?
オススメのタイミングは、同じ日のうちです。
なぜかというと、同じ日のうちに復習すれば、数時間前に見たばかりなので覚えている可能性が高く、それがモチベーションにつながるからです。
「覚えられた!」という感覚をつかむことで、次回の勉強の機会をサボらずに決めた通りにやる確率が高くなります。
もちろんその次の勉強のタイミングも、数時間後などなるべく時間をあけないようにします。最低でも1日以上はあけないことをオススメします。
最初はこれを繰り返し、「単語をどんどん覚えていく自分」というモードへ持っていくのが良いと思います。
このモードに入ると、次の章でお話する、習慣化が楽になります。
ちなみに、同じ内容を何日間〜何週間か繰り返し勉強し、完璧になったら、その範囲はいったん終了でいいと思います。
ただし数日で終わってしまうともう1ヶ月後には忘れている可能性が高いです。なのでいったん覚えた範囲も1ヶ月のうちに何度か復習するようなプランを立てましょう。
習慣化しよう

可能であれば1日に何度も、時間をあまり空けずに同じ範囲の単語を見返しましょう。
これは、記憶の定着に効果的なだけでなく、単語の勉強を習慣化するのにとても大切です。
- 単語を覚える
- 数時間後に復習する
- わりと覚えている(嬉しい)
- また数時間後に復習する
- さらに覚えている(もっと嬉しい) ・・・この繰り返し
上記のとおり、毎回、覚えた単語が増えていき、「覚えられた」というポジティブ経験が重なることで、繰り返すハードルが低くなり、結果的に習慣化しやすくなります。
逆に数日に1度しか単語を勉強しないのであれば、たとえ同じ範囲であっても、ほとんど覚えておらずまた1から覚え直し。みたいになってしまい、萎えます。
しかも、1から覚え直すので労力と時間がかかり、さらに萎えます。
覚えられたというポジティブな実感がなく、また覚え直しというエネルギーを使うため、やる気が持続せず、単語勉強がルーティーン化しづらいです。
なので、「単語をもっと覚えられるようになりたい」と思い立って今このページにたどり着いたなら、
自分のやる気が割と高い「今日のうちに」、
2〜3度、あいだに時間をあけて、ある範囲の単語を勉強して、ポジティブな循環の第一歩を踏み出しましょう!
一回あたりの単語を勉強する時間を短くする
さらに習慣化しやすくするコツとして、一回あたりの単語を勉強する時間を短くするのがオススメです。
たとえ自分の興味のある言語でも、単語を覚えるというのは、わりと単調で退屈しやすい作業ですよね・・・。私はすぐ眠くなってしまいます (-_-)zzz
例文で覚えて想像力を働かせたり、耳から聞いて自分も発音したりすれば、少し単調さが減るかもしれませんが、それをやってもやはりツマラナイ・・・。
なので、なるべくスピーディーに終わらせてしまいましょう。
完璧に覚えようとせず、適当に頭に刻んだつもりで終わりにする。
復習する頻度を増やせば自然に覚えていくので、毎回の勉強は、サラっと目を通すくらいでいいのです。
そうすれば飽きる前に終わるのでストレスも溜まりにくく、次回勉強する時間が来てもスムーズに始められます。
結果的に習慣化しやすくなり、その良き習慣を継続することができます。
生活のなかに単語の勉強を組みこむ

習慣化をより簡単にする最後のコツは、いつやるか決めてしまうことです。
先ほどから数時間おきと言っていますが、自分が毎日行うこととくっつけてしまうと良いです。
例えば、
- 朝の電車の中
- 休み時間
- お昼ご飯のあと
- 帰りの電車の中
- お風呂の中
- トイレの中
- 寝る前の布団の中 ・・・などです。
私は受験生の頃、多いときで1日4回単語の勉強をしていましたが、朝の電車の中、お昼ご飯のあと、帰りの電車の中、寝る前にやっていました。
決めてしまうことで、やらないことに抵抗感も生まれましたし、その時間になったら機械的にスッと始めることができました。
歯磨きなどと同じような感覚を目指すといいです。笑
始めてしまえば大したことないはずなんです。
何事も始めるときが一番エネルギー使うんですよね。
私も、毎回、単語帳を開くのが少し億劫でしたが、
「いったん本を開いてしまえば、あとは眺めるだけ。どんな行動も最初の一歩が一番ハードルが高いけど、始めてしまえば大したことない!」
と自分に言い聞かせていました。
習慣化するための時間がとれない?
日常的に電車に乗らない、電車は混みすぎていて無理、お風呂はシャワーしかしない、布団に入ったら即寝してしまう、と思う方がいるかもしれません。
その場合、自分の1日の過ごし方を見直してみて、単語勉強に使える時間はないか、見直してみましょう。
すきま時間すら全くないほど一日中、超多忙という人はいないでしょう。
すきま時間は生活していたら絶対にあるはずです。
無駄な時間はないか探してみる
スマホやテレビを何となくダラダラ見てしまっている時間などを勉強に使いましょう。
そして勉強する時刻にアラームをかけたり、紙に書いて貼ったりましょう。
単語力を本気でつけたいのなら、それくらいやりましょう。
とにかく軌道に乗せる

とにかく習慣化して軌道に乗せるのがまず最初の目標です。
そのあとは単語をどんどん覚えていくこと自体が楽しくなるはずです。
まずはやってみましょう。
まとめ
- 単語力をつけたければ「短時間の勉強×一日に何度か復習」
- 1日に何度も復習して、覚える感覚をまずはつかむ
- 一回あたりの勉強時間は短くする
- まずは習慣化することが目標
以上のことが、単語力アップのための勉強においてのコツかなと思います。
ぜひ今日から始めて、英語力アップのための単語の引き出しを増やしていきましょう!
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